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予防接種

予防接種

名称 製品名  料金(税抜)
季節性インフルエンザ インフルエンザHAワクチン 4,000円
A型肝炎 エイムゲン 9,000円
B型肝炎 ビームゲン 8,000円
肺炎球菌 ニューモバックス 8,000円
プレベナー13 12,000円
麻しん風しん ミールビック 10,000円
破傷風 破傷風トキソイド 5,000円
帯状疱疹ワクチン ビケン 9,000円
シングリックス  20,000円
おたふくかぜ おたふくかぜワクチン 6,000円

予防接種を受ける前に

  • 対象は中学生以上となります。
    (インフルエンザワクチンのみ小学生以上。小学生は保護者の付き添い必須。)
  • 予防接種は、健康で体調に問題がない時に受ける必要があります。
  • 症状がある場合、病気にかかっている場合、体調不良やなんらかの異常がある場合には事前にご相談ください。
  • インフルエンザワクチンのみ予約不要で在庫がある限り接種可能です。事前にホームページでご確認ください。
  • その他のワクチンは予約を受けてから取り寄せなどの手配を行います。必ず事前にご連絡ください。

予防接種制限について

次の各項目のうち、1つでも該当している方はワクチン接種を受けることが出来ません。
(発熱などが治まった後で接種してください。)

  • 接種を予定している当日の体温が37.5℃以上の方
  • 2週間以内に38.0℃以上の発熱があった方
  • 4週間以内に生ワクチン(風疹、水痘、BCG、黄熱、ロタウイルス、麻疹、流行性耳下腺炎)を接種した方
  • 1週間以内に不活化ワクチン(4種混合、ヒブ感染症、B型肝炎、小児肺炎球菌など)を接種した方

インフルエンザワクチン

予想流行株を中心とした4価のワクチンです。
接種回数
【成人】1回 0.5ml
【13歳未満】2回が望ましいとされています。間隔は2~4週間。
6ヶ月から3歳未満 ・・・・・ 0.25ml
3歳から12歳 ・・ 0.5ml
料金:4,000円

A型肝炎ワクチン(不活化ワクチン)

国産ワクチン(エイムゲン®)は安全で効果が高いワクチンの1つです。3回の接種でほぼ100%の抗体獲得が期待できます。3回接種するとその後約5年は効果が持続しますが、その後抗体価がさがるため、感染リスクがある場合は 5-10年ごとの追加接種(1回)が推奨されます。基礎疾患に慢性の肝障害がある人(B/C型肝炎・肝硬変など)や高齢者は重症化しやすいため、予防接種による予防が推奨されます。また高齢者も重症化しやすいことから対象となります。
接種量 :0.5ml
接種回数:3回
接種間隔:4週間隔で2回、更に1回目から20-24週を経過した後に1回
料金  :9,000円

B型肝炎ワクチン(不活化ワクチン)

定期接種対象者だけでなくすべての年齢で推奨されます。全ての年齢に水平感染の可能性があり、保育園での集団感染やコンタクトスポーツでの感染もあります。
成人では、B型肝炎ウイルスキャリアの家族がいる場合、血液や体液に触れる機会の多い仕事(医療従事者、救急隊員、警察官、保育職員、介護職員など)に就いている人は、特に接種が推奨されます。また、性行為感染症の一つですので、性的な行動のある(Sexually active)すべての人にも推奨します。
接種量  :10歳未満 0.25ml、10歳以上 0.5ml
接種回数 :3回
接種間隔 :4週間隔で2回、更に1回目から20-24週を経過した後に1回 
料金   :8,000円

肺炎球菌ワクチン(不活化ワクチン)

日本では65歳以上の高齢者に使用できる肺炎球菌ワクチン(商品名)として「ニューモバックス」「プレベナー13」の2種類があります。
肺炎球菌ワクチンの接種方法について、米国では上記2種類の接種を推奨しており、日本では「ニューモバックス」が2014年から定期接種化されるとともに(「プレベナー13」は任意接種)、すべての成人に2種類のワクチンを接種する方法が提示されました(日本呼吸器学会と日本感染症学会の合同委員会)2つの肺炎球菌ワクチンを併用することで、より高い肺炎予防効果が得られます。

  • 「ニューモバックス」既接種者⇒ (1年以上空けて)「プレベナー13」を接種
  • 「ニューモバックス」未接種者⇒ 「プレベナー13」を接種後、6ヶ月~4年以内に「ニューモバックス」を接種
商品名 ニューモバックス プレベナー13
血清型抗原の種類

23価

23種類の肺炎球菌の血清抗原を含む。肺炎を起こしやすい肺炎球菌の約80%をカバー

13価

13種類の肺炎球菌の血清抗原を含む。肺炎を起こしやすい肺炎球菌の約60~70%をカバー
接種の種類 定期接種・任意接種
(公費助成あり)
一部疾患に保険適応あり

任意接種
(公費助成なし)

特徴 カバーされる血清型が多い 免疫誘導能力が高い
再接種 5年ごとに接種可能 不要

料金

ニューモバックス(従来のワクチン):8,000円
プレベナー13(新しいワクチン) :12,000円

麻疹・風疹混合ワクチン(生ワクチン)

麻しん(はしか)と風しんとの混合ワクチンで、2回の接種が済んでいない人には全員に推奨されています。国内での流行もしばしばありますが、特に海外に行く場合には短期間であっても世界のすべての地域で接種が推奨されます。

ワクチンの禁忌

  • MRワクチンによる強いアレルギー症状を起こしたことがある人
  • 妊娠していることが明らかな人
  • 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する人、免疫力抑制をきたす治療中の人。

なお、ワクチン接種後2か月間は妊娠を避けてください。

接種量  :0.5ml
接種回数 :2回
接種間隔 :1回目と2回目は4週間以上あける
料金   :10,000円

破傷風トキソイド(トキソイド)

怪我をした場合に破傷風の感染を防ぎます。
特に高齢者では破傷風に罹りやすいと言われています。
1967年以前に生まれた人は、破傷風を含むワクチンの定期接種が行われていなかったため、基礎免疫をもっていません。そのためまずは3回接種を推奨します。最初の3回で、破傷風菌の毒素を無力化する抗体が体内で作られます。これを基礎免疫と呼びます。基礎免疫があれば、追加接種1回だけで身体が思い出して抗体を作り始めますが、最初の3回が終わっていなければ、まず基礎免疫を得る、つまり3回接種を済ませる必要があります。
接種量 0.5ml

接種間隔

  • 1968年以降の出生の人:10年毎に1回
  • 1967年以前の出生または破傷風ワクチン接種歴のない人:基礎免疫として3回接種後、10年毎に1回(①②は1か月以上、②③は6か月以上あける)

料金:5,000円

水痘・帯状疱疹ワクチン(生ワクチン)

初回感染では水ぼうそう、その後は帯状疱疹などの原因となるウイルスです。
成人では帯状疱疹の予防接種として使用されます。特に50歳以上では推奨されています。

ワクチンの禁忌

  • 水痘ワクチンによる強いアレルギー症状を起こしたことがある人
  • 妊娠していることが明らかな人
  • 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する人、免疫力抑制をきたす治療中の人。

なお、ワクチン接種後2か月間は妊娠を避けてください。
接種量  :0.5ml
接種回数 :1回
料金   :9,000円

帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)

帯状疱疹ウイルス(Varicella Zoster Virus)を予防するためのワクチンが日本でも新たに認可されました。これまで使用していた水痘ワクチン(上記の生ワクチン)と比べて非常に高い予防効果を持ち、世界的には主流となりつつあるワクチンです。また生ワクチンは免疫抑制状態のひと(免疫機能に異常をきたす疾患を有する人(HIV感染症など)、および免疫力抑制をきたす治療を受けている人)は接種できません。そのため、生ワクチンを接種できない免疫抑制状態のひとは、帯状疱疹予防に不活化ワクチンである当ワクチンを接種します。50歳以上に適応があります。
接種量 :0.5ml
接種回数:2回
接種間隔:初回、2ヶ月後
料金  :20,000円

おたふくかぜワクチン(生ワクチン)

日本ではおたふくかぜワクチンの接種率が約40%と低いため、おたふくかぜは今後も大規模に流行する可能性があります。おたふくかぜにかかると、難聴などの後遺症によって日常生活に影響することがあるため、おたふくかぜにかかったことがある(採血などで確定診断を受けた)人以外の全ての人に2回接種をお勧めします。

ワクチンの禁忌

  • おたふくかぜワクチンによる強いアレルギー症状を起こしたことがある人
  • 妊娠していることが明らかな人
  • 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する人、免疫力抑制をきたす治療中の人。

なお、ワクチン接種後2か月間は妊娠を避けてください。
接種回数:2回
接種量 :0.5ml
接種間隔:1回目と2回目は4週間以上あける
料金  :6,000円

文責:佐久間 大 院長 【日本消化器内視鏡専門医・指導医、日本消化器病専門医・指導医、日本肝臓専門医、日本内科総合内科専門医 など】

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